How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
こちらの本を読みました。
ざっくりと言うと、グーグルはどのような思考や過程を得て今のような起業になったのか。
Googleで働くエリート達がどのような働き方をしているのか。
人の集め方・経営理念・大事にしていることについて描いてあります。
かなり内容が濃く、面白いです!
「あぁ、そういう事考えてるんだ!」
というところが各所に合って、脱帽といいますか…
なんていうか、自由です。Googleはユーザー第一で様々な企画や改善などしています。それを社員全員が理解し、自分の自由な発想でそれらを確かに成し遂げていく。
Googleはスマート・クリエイティブを大切にしているようです。
スマートクリエイティブ:自らの専門分野に関して深い知識を持ち、それを知性やビジネス感覚などとクリエイティブな資源と組み合わせる人物
自身の商売道具を駆使し、コンセプトを作りだし、さらにプロトタイプまで作るような人物を指すらしい。本書ではこれがいかに素晴らしいか記述してあります。こんな人材を集めているGoogleだからこそ、自由な発想や思考を妨げないための環境づくりも重要視しているそうな…
組織という物に対して、新しい考え方を得ることが出来ます!
個人的に一番面白い部分は有名なグーグルアース誕生の技術をベンチャー企業から買い取ろうとする話です。
Google創業者の1人、セルゲイ・ブリンが買いと判断した物を取締役会に買収の承認を求めました。
その際どうやって稼ぐのかという問いに対して、著者であるジョナサン・ローゼンバーグがかわりに答えるよ!彼が担当だから!
この時ジョナサンは利益貢献については全く考えていなかったらしい!本人的にも意味不明な返答を口にして、今となっては一つも覚えてないようだ!
なんじゃそりゃ!
そんな内容にもかかわらず、セルゲイの判断を信頼して買収に。結局計画はほぼなしかよ!
こうしてグーグルアースがお目見えした。無料で、しかも広告なし!
一体どうやって収益化したのか….それは本を読めばわかります!
兎に角、収益は上がるんですが、その方法はジョナサン自身が見通すことは不可能だったと語っております。あの時の答えは
「全く見当がつきません…でも、収益化の方法はきっと見つかると思います」
と答えるのが正解だったろうと本に書いてます。
全く本当に不可解なロジックです。Googleがどうしてこんなにうまく回ってるのか不思議でなりませんが、その答えの一部が本に乗っていました。
面白かったです!
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