ルーブルNo.9、ジブリの大博覧会と、巨匠達が作り上げた美を噛みしめてきました!

六本木ヒルズにある森アーツセンターギャラリーで素晴らしい美術展が開かれています。

ルーブルNo.9、ジブリの大博覧会という展示会です。

 

中々に面白かったので、感想まとめました。

 

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ジブリは9月11日まで、ルーブルNo.9は9月25日までです!

急げっ!

ルーブルNo.9 – ルーヴルが欲しがった9番目の芸術、「漫画」

ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~ | Manga-9Art

ルーヴルNo.9

ルーブルNo.9は米津玄師が公式イメージソングとして 「ナンバーナイン」を提供している展示です。

米津玄師ファンとして興味を持ちましたが、参加アーティストを見てみると物凄く充実している….

ジョジョの奇妙な大冒険で有名な荒木飛呂彦

孤独のグルメで有名(それしか知らないんだけど)な谷口ジロー

ピンポンで有名な松本大洋

凄い方々が勢ぞろいだ。

 

ルーヴルNo.9

館内入場

ルーヴルNo.9

さっそく中へ入っていくと、展示会あるあるな音声ガイドの紹介がありました。

声優で有名な神谷浩史が声を16変化させながらガイドしてくれるそうです。

なんとナンバーナインが聞けるという特典付き。

 

….が、展示会にお金を投下する予定なので、ここはあえてスルー。

シングルも買う予定だし。と、自分をだましつつ先へ進む。

 

オープニングムービー待機

どうやら、展示会の前にショートムービーを見ることになるようです。

なので、一度広い空間で待機することになります。

 

そこでは今回の参加アーティストの作品と名前がずらーと並べてありました。

ルーヴルNo.9

 

ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9

 

外国の方々は全く分からん。

でも、すごい絵を描いてるな。というのはわかった。

オープニングムービー

映像上映会場へ入ると米津玄師の新曲である「ナンバーナイン」がBGMとして流れている。早くシングル欲しい。

 

そして、簡単なショートムービーの内容を案内され、上映がスタートする。

 

変なおじさんがルーブル美術館について紹介を始める。

所蔵品は55万点に上り、総面積約60,600㎡、年間約900万人が訪れる、世界最大級の美術館、ルーヴル美術館。

フランスにある世界で超有名なルーブル美術館。

そのフランスでは

第1から8までは順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」と芸術について序列?順序?のようなものがあるそうです。

そこで新たに9番目の芸術として「漫画」というのが取り上げられたそう。

その漫画に着目したのが今回の展示である。

 

短めな解釈をすると、こういった内容を伝える映像でした。

映像自体のクオリティも高めで、期待感が高まります。

本編開始。いざ9番目の芸術を見に美術館へ

ルーヴルNo.9

ムービーが終わり、次の部屋に進むと、まずは巨大なオブジェクトがお出迎え。

9番目の美術品に囲まれた美術品「サモトラケのニケ」のコラボレーション。

ルーブル美術館に実際にある美術品の模造?かな。かなりダイナミックで迫力がある。

ルーヴルNo.9 ルーヴルNo.9

そして、館内はこれを機に写真撮影禁止に。

写真撮影禁止エリアは文章での紹介になります。

様々な画家、作家の貴重な資料やルーブルに関連する作品の数々

小タイトルはルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~ | Manga-9Artの見どころより引用

第1章  The Great LOUVRE ~偉大なるルーヴル美術館~

ルーブル美術館の表の顔に焦点を当てた作品。だそう。

 

基本的にこの展示会はルーブル美術館がテーマとなった漫画を展示している。

ここでは、その明るい一面?のような部分に焦点があたり、ルーブル美術館で起こる奇妙で、ちょっと不思議な漫画の数々が展示されている。

 

面白いのは、どの作品も現実味が強いのに、どことなく現実と乖離しているような。

夢のようなふわふわとした感じの作品が多いように感じる。

決して作品を作った人たちはそういうものを作ろうと口裏を合わせたわけじゃないにしろ

ある一定数はルーブル美術館を題材にした瞬間、こういった空気間のようなものを感じ、形にすると近寄るのだろう。

 

まぁ僕ルーブル行ったことないけど。

 

第2章 Welcome to a Parallel World ~ようこそ、異次元の世界へ~

表があれば裏も。ということで裏の世界へ突入する。

急にダーク感が強くなり、一層現実から乖離する。荒木飛呂彦の作品もこの分類にある。

 

急にホラーテイストになったり、ルーブル美術館が孕む謎や怪奇。

そういった点に焦点が当たっている。

実際に謎や怪奇があるのかは知らないが、そういう想像力が働くとより一層面白さが引き立つ。気がする。

 

なにせ55万点という作品だ。それだけ多くの人間の煩悩や、欲やら、思考やら….様々な思想が入り混じる混沌とした場所だ。

多感なアーティストがのめり込めば、そういった世界にもなるのだろう。

 

…..まぁ僕ルーブル行ったことないけど。

 

第3章 Beyond time and space ~時空を超えて~

次元が一つ増え、時間軸がプラスされた。

ルーブル美術館を起点にはるか大昔、はるか未来、そして、ちょっと異なる世界。

現実という部分はさておき、想像は時空を超えるわけですね。

 

とんでも作品が増え、特に外国作品だと楽しみ方が半分以上わかってないので

いよいよボイスガイドが欲しくなってくるころ合いです。

 

それでも伝わるものはあります。

文字が読めなくても、絵が、その雰囲気を伝えてきます。

漫画は時間だけでなく言葉も超えますね。

 

……..まぁ僕(略)

 

ルーブル美術館いってみてぇ。

 

アーティストの作業風景や、アトリエ、道具の紹介

作品ではなく、作品を手掛ける人、物についてもいくらか展示がありました。

割と普段見かけるような、普通のものを使って作品を作っていますね。

 

きっと違うのは、多感な部分だけ。

 

ルーブル、9番目の美術館の終わりに

ルーヴルNo.9

記念撮影するところがありました。

この中に入って写真を撮ることが出来ます。

ルーヴルNo.9

米津さんの特別絵も見てきましたぞ~。

 

いやぁ、とても濃密な2時間弱でした。

人も思ったよりおらず、暴れる子供もいなかったので終始作品に集中して楽しむことが出来ました。

静かに作品を眺めたい方はお勧めです。

 

ジブリの大博覧会 – 30年間の歩みを体感できる特別店

ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~ / 公式ホームページ

ジブリの大博覧会

トトロ

 

 

展望台と同じ個所で開催

中へ入ると六本木52階からの眺めが一望できます。

ジブリの大博覧会

東京タワー

ジブリの大博覧会

スカイツリー

天気が良いとこのような景色が見られます。

また、無料でミニ記念写真を貰うことが出来ますので、記念にいいかもしれないです。

レッドタートルから始まる

まずはジブリの最新作。レッドタートルの制作についての展示がありました。

 

多くは語りませんが、なかなかこだわりある試みだなぁと思います。

絵も普段のスタジオジブリっぽくないし。

 

映画はほかの人の感想を聞いて、見に行ってみようかな。と思うくらいです。

 

汗と涙の30年間。ナウシカ、ラピュタ…….名作が次々と

映画を作るとき、キャッチコピーはどうしているのか。ポスターはどのように作ったのか。

昔はどのように告知をしたのか。

そのような資料が所狭しと並べられています。

 

30年。

 

でも30作品あるわけじゃないんですよね。

1年強時間をかけ、汗と涙をたらし結晶化させた映画たち。

 

壁一面に張り付けられたポスターを見ると、圧巻ではありますが

ある意味はあっさり。こんなもんか。と最初は思ってしまう。

 

人がごみごみしていて、子供の泣き声がうるさく、変な大人の話し声が気になる。

残念ながら人が集まるとそういったストレスも感じる。

 

しかし、よく見ればこそ、とても味がある。

キャッチコピーは廃案がたくさんあり、たくさんの屍を乗り越えてきたからこそできた名キャッチがある。

味のある個性豊かなキャラクターも最初からあのような見た目ではなかった。

最初は「え?だれ?」と思うようなキャラクターが洗練され、あのようなキャラクターが出来上がったのだ。

 

集中して、一つ一つ30年の歴史を紐解くように眺めていけば、

よりジブリの作品を楽しめる。かもしれない。

ジブリの空飛ぶ機械展

ジブリの大博覧会

撮影可能エリアがあった。ブロガーハッピースポットですね。

DSC03596

これ、風車のとことか歯車のところとか動いてるんですよ。

 

ジブリの大博覧会 ジブリの大博覧会

この巨大な木製の船も動いていました。上下に上がったり、オールが動いたり。

ジブリの大博覧会

ほぉー

ジブリの大博覧会

確かに、結構ぽんぽん空に飛びますね。

飛行機や、機械。時には竜に乗ったりもしますね。

ジブリの大博覧会 ジブリの大博覧会

しかし、人はそれだけ空にあこがれを持つんでしょうね。

だからこそ、青々とした空は大きく描かれ、それが冒険心をくすぐるんでしょう。

ジブリの大博覧会

ナウシカもおりました。

 

大博覧会。と銘打つわりに、会場自体はそれほど巨大ではありません。

作品数がかなり密集して並べてある感じです。

もっと広いところ取れればよかったんですけどね。

最近耐震工事とかで美術館リニューアルとか多いですし、あんまり場所がないんでしょうね。

まとめ

 

ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~ | Manga-9Art

展覧会名:ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」

会期:2016年7月22日(金)− 9月25日(日)※会期中無休開

館時間:10:00 − 20:00(最終入場19:30)

一般入場料:1800円

ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~ / 公式ホームページ

展覧会名:ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~

開催期間:2016年7月7日(木)~9月11日(日)

営業時間:10:00~22:00(最終入場21:30)

一般入場料:1800円

二つの展示をじっくり見ればそれだけで丸一日時間が過ぎちゃいますね。

 

ただ、気を付けてほしいのはジブリです。

土日のお昼なんかは100分待ちになるほどの長蛇の列になります。

コアタイムを避け、早い時間、もしくは遅い時間を狙うと良さげです。

 

半面ルーブルは空き気味、とはいえ並ぶと20分ほどは待つので、

暑い日には水分補給を忘れずに。

 

それでは。