ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅を見てほっこりしてきたので、感想を。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

見てきましたぞ。

この映画はハリーポッターが始まる「ハリポタの世界の70年前の話」らしいです。

部隊はアメリカ、ニューヨーク。ということは、世界観も結構ハリーポッターと違うのかな?

と思っていたんですが、見始めてみると逆にそういう先入観が今回の映画を楽しむ上で妨げになるなと思いました。

 

愛くるしい魔法動物達。大人の魔法使いたちが繰り広げる魔法合戦。

人間社会との共存の仕組みや、魔法使いの生活。

 

ハリーポッターのときとは違う角度から見る世界観は改めて新鮮です。

特に描画が少なかった人間から隠れて過ごす様々な魔法使いの過ごし方が事細かに描画されていて、凄く面白いです。

普通の生活の裏にこういう事があるかもしれないなんて面白い想像力が掻き立てられるいい映画でした。

以下、軽いネタバレを含みますので注意!

ファンタスティックビーストの世界を人見知りの主人公がゆく - 映画概要 –

主人公ニュート・スキャマンダー。

 

彼は魔法動物の学者であり、極度な人見知り。

彼はとある事情からイギリスからアメリカへとやってきた。

 

 

映画の開幕から彼の姿を追っていく流れになるんですが、ものすご〜くきょろきょろと歩くわけです。

いかにも会話が苦手な人の典型。

 

そんな彼の鞄は魔法が掛かっており、様々な魔法動物を隠し運ぶドラえもんの4次元ポケットのような逸品。

 

しかしこの鞄の鍵がなぜかガバガバ。

この鞄から魔法動物が逃げ出したり、捕まえるために魔法を使ってしまってその姿を人間に見られたり、もう大変なわけです。

しかし、もともとアメリカで起こっていた事件と相まって、物語が複雑化していく。

そんな導入から事件が勃発していくわけです。

 

アメリカの魔法界

ハリーポッターの時では出てこなかった要素が出てきます。

特に今回は人間界でおこる事件を魔法使いたちがなんとかする。と言うような物語です。

 

MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)と呼ばれる人間に魔法が露見しないように魔法使いたちを律する警察のような。

そんな存在がある。人間に魔法がバレないように、常にニューヨークの魔法使いたちの行動について調査、判断、解決をしているようだ。

….今回舞台はニューヨークだけだったからわからなかったが、アメリカ中を監視しているのかな。

アメリカの魔法使いたちはそこに集まって色々情報交換などをしているようです。

魔法使いたちのコミュニケーションはこうやってなされているんだなぁと思うとなかなかおもしろい。

 

また、アメリカの魔法学校。イギリスだとホグワーツです。アメリカでは別の魔法学校が存在するようです。

魔法使いを養成する仕組みも出来ているんですから、魔法使いの歴史はものすごく長そうです。

 

今回舞台は1920年あたりのようですが、魔法使いの世界だけ2016年感があります。

 

魔法動物、ビースト

主人公であるニュートは数々の魔法動物に精通しています。

魔法動物と協力して、杖を使わずとも魔法のような様々な事ができます。

 

その数々の魔法動物が、もうなんていうかかわいらしいんです。

ちょっとグロテスクな虫も存在しますが、格好いいものもいます。

 

カラスのように光り物に目がない生物。

空間に依って自身の大きさを変える生物。

鍵開けが得意な植物のような生物。

 

それぞれ特殊な特性を持った魔法動物たちが本当に愛くるしい。

 

あ、生理的に受け付けないような見た目の存在はいませんでしたので、そこは基本的に大丈夫かなと思います。

 

熟練者たちの魔法合戦

今度の魔法はもっと凄い。

そんなキャッチフレーズですが、本当に凄いです。

 

そもそもハリーポッターの世界では子供であるハリーたちホグワーツの学生が主役でした。

彼らは魔法を学んでいる最中。まだまだ未熟な魔法使いなわけです。

大人が作った凄い道具を使い、困難に立ち向かっていく子どもたちの勇気の物語です。

 

しかし、今回出てくる登場人物は魔法使いとして大成した大人。その魔法の技術を仕事としている方々です。

勇気ではなく、規律と力が物をいう世界観。

箒で移動するなんてことはせず、ビュンビュン瞬間移動をします。魔法で人を攻撃するのは当たり前にやります。

壊れたものを修復する魔法やら、人間に見られたときに使う忘却魔法は登場する魔法使いは皆使えるというのが基本です。

 

また、人間から隠れて魔法を使う人達なのですから、その隠蔽する魔法の技術力は本当に高いです。

魔法使いの人だけが入れる空間、認識できる方法。

 

ハリーポッターのように遠慮しない魔法の数々が見れてなかなか面白かったです。

幼稚に魔法といえば炎や氷やら雷やらで攻撃するだけじゃない。

 

自分のインスピレーションが刺激されてとても良いです。

 

 

 

さて、少しは参考になったでしょうか?

ハリーポッターの魔法描写が好きなら、間違いなく好きになれます。

動物たちも可愛らしいし、一見の価値があると思います。