いやぁ。観てきましたよコチラ。
細田守監督の「バケモノの子」
ネタバレは避けますが、推測は出来てしまうと思います。。それでも僕の感想を聞きたいという方はこの先へどうぞ。
CMでもやっているように、概要としては主人公である人間の男の子が熊のバケモノである熊徹に育てられていく話。
中身としては家族愛とは、繋がりとか絆のような繊細な部分を描画した映画でした。バトルアクション重視風ですが、感動モノの作品です。細田守監督っぽい、とも言える作品でした。
人らしいと言うか熊らしいというか。まぁ一応擬人化しているし、少し不思議な人間関係と言わせてもらうけど
人間関係が凄いよく描画されていてよかった。
最初は九太、熊徹両方がバックグラウンドに暗いものを抱いる。奇妙な偶然から出会った2人が、時間を掛けて解きあっていく。
その時間の流れの描写が素晴らしかった。
その中でも特に九太と熊徹の掛け合いが本当に愛らしくて良いのだ!
アニメ部分の技術も非常に高くて、もう一度見たいと思う程に美しい。今後自分が創作活動をするなら、この映画の映像を脳裏に抱いて活動したい。
SFチックな部分がいい感じのスパイスになっていて、凄い面白かった!
…とここまで、前半部分である九太が17歳になるまでの僕の感想。
後半に入ると人間世界へと戻り始める九太。
ヒロインと大きくなった九太が出会うCMを見ている人はこの辺は察しが付いているとは思います。
この辺りから物語は収束へと向かいます。
前半は伏線をばらまくのに使われていたりしたんですが、後半回収フェイズになるとSF要素が強くなり、描画が少しずつ早まり、深堀りが少なくなります。
物語としては急速に進むので、面白くはあるのです。
でも、今まで熊徹と九太の掛け合いが面白かったが故に、九太が人間世界へと馴染み始めるフェーズ(つまりはヒロインである楓との掛け合い)が僕の中で弛れてしまいました。
最終的に、物語としてはかなり綺麗な形で終了します。かなり気持ちいい終わり方と言えます。
ただ、僕としては別の終わり方が良かったなぁ….
まぁどんな作品でも監督が決めた物語が、彼らの終わり方。たられば論は僕の中にしまっておきます。
どうしても表現したくなったら自分で作ればいいですしね(^ω^)
それでは、参考になれば幸いです。でわでわ。
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